Tuesday, July 10, 2012

SIGMA DP2 Merrill

いよいよSIGMA DP2 Merrillが発売されますね。待ちに待ったという方も多いと思います。発売にあわせて、その魅力をこのブログでも紹介して行きたいと思います。

さて、SIGMA DP2 Merrillの魅力は本当に沢山あります。どこからそれを書いていけばいいか迷うほどです。DP2 Merrillのカタログやスペシャルサイト用の実写撮影のためにこのカメラを使わせていただいて、モロッコに行ってきたのですが、その道中、「これは本当に素晴らしいカメラだなぁ」と何度も思いました。

SIGMA DP2 Merrillというカメラの魅力は、なんと言っても、あのSD1 Merrillというモンスター一眼レフの性能(実は僕はそれ以上の性能と感じています)が、そのまま片手に収まるコンパクトなボディに格納されていることです。

発売日が発表になった日にtwitterでもツイートしましたが、SIGMA DP2 Merrillで撮った写真を、なにも言わずに人に見せたら、誰もがきっと、デジタル一眼レフカメラに高性能のレンズを装着して撮影された写真だと思うことでしょう。

実はこれは画期的なことです。大きな一眼レフカメラと巨大なレンズを使わなくても、現時点で世界最高性能の写真が撮れる。このインパクトは非常に大きなものがあります。それはDP2 Merrillのスペシャルサイトの「実写ギャラリー」にある写真の数々をご覧頂ければ、僕が言う意味もご理解いただけることと思います。(左上の写真も13番にありますので原寸で見ていただけます。ぜひこのカメラの凄さを体感していただきたいと思います)。

とはいえ、この「最高性能のデジタル一眼レフカメラの性能を、一切の妥協無しに、そのままコンパクトなボディに収める」という、このSIGMA DP2 Merrillで実現されていることは、そもそもこのSIGMA DPシリーズのコアコンセプトなわけです。

「デジタル一眼を“そのまま”コンパクトに」という概念のカメラは、2008年、シグマが世界で初めて「SIGMA DP1」で具現化するまで、この世には存在していませんでした。

さらにシグマは、手軽なコンパクトカメラだからと言って、撮れる写真の質を勝手に決めたり、コントラストや色調を勝手に調整したりするという考え方を持っていません。シグマは「どんな時でも常に作品づくりのための最高の素材を記録する」ことだけを追求し、開発を続けてこられました。これについては「DP2」が発売になったときに、そのオリジナリティについて書いたものがありますので、そちらもお読みいただけたらと思います。

とにかく、このカメラが持つ突出した解像力は、まさに目の前の光景を見ているような感覚を呼び起こしてくれます。立体感という言葉だけでは言い尽くせない「リアリティ」。それは「隅々に神が宿る」のことわりのごとく、あらゆる光を一切捨てずに微細に記録されているからこそ、感じることが出来るものだと思います。そして、ひとりでもこの素晴らしい感覚に触れていただきたい。それを願ってやみません。それはきっと今までの写真に対する感覚ではない新しい体験となるはずです。そして僕は、このカメラを手にした方々の驚きの声が沢山上がることを確信しています。

今日は、まずはこのカメラが発売されることを、心から喜びたいと思います。もちろんDP2 Merrillについて書きたいことは沢山あるので、続けて書いて行きたいと思います。また、モロッコでの撮影の裏話なども書いていければと思っています。シグマの山木社長、DP2 Merrillを作ってくださってありがとうございます。そしていよいよの発売、おめでとうございます!

www.sigma-DP.com

1 comment:

  1. 京都駅烏丸口を出て、京都タワーを写しました。あとでPCの画面を見て、等倍にしたところ、なんといちばん上、展望階ガラス窓の、その奥にある望遠鏡か何かがはっきり見えるのです。無論、肉眼では全く見えないのに。これには驚かされました。「望遠レンズで撮っているみたい」とのコメントには接していましたが、こういうことだったか、と。いままでのDPシリーズより連写のレスポンスも格段に上がり、非常に満足です。手振れ補正など、フィルム時代を思えば無用の存在ですしね。

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