Saturday, February 21, 2009

Walton Ford

今日の午後から、六本木の巨匠と彼のスタジオで諸々撮影した。撮影中は撮ることに集中しているので全然気づいていなかったのだが、撮影が終わって「こんど中華とか食べにいこか」とか「ワイキキのハレクラニって何年も値段高いままなんだけど、いざサーフライダーに変えるかって言うと、やっぱハレクラニがいいなって感じでさー」とか巨匠が話しているのに相槌を打ちながら、ふと見ると、机の上にシックな茶色の生地張りハードケースのヨコに「Walton Ford」と金箔エンボスされた、あの巨大な作品集が乗っているじゃないか!ハワイの話とか全然無視して「うぉ!ウォルトン・フォードじゃん!」って叫んでしまった。Taschenが出すSumoシリーズにウォルトンの作品集があるとは知らなかったから「見ていい?」とねだって開けさせてもらった。いやー素晴らしい。感動した。ウォルトンの絵は、どの絵も擬人化された物語やブラックなセンスがすごく好きなんだけど、この巨大な本の中にはほぼ原寸で刷られた図版が沢山あって目を奪われた。随分前にウォルトンが気になってのエントリーを残したことがあるが、それ以降、ちゃんと見ていなかったので今日は大きな収穫だった。ちなみにこの本はアマゾンで買える。買えるけどむっちゃ高い。円高なのでアメリカのアマゾンのほうが安いかな。六本木の巨匠のスタジオの3階には、こうした稀少本が数多く詰まった素晴らしいライブラリがある。その多くは写真家の作品集だが、絵画や民俗学的な本も多い。僕も自分の本棚には相当投資してきたけど巨匠のライブラリの足元にも及ばないな。

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